―もっと、刺激的な恋を。―

初携帯

やっと携帯買ってもらった、初ケータイ!
『お～は～よ。アキナもついにケータイもち』
画面をながめてたら、親友のモエがのぞきこんできた。

『待ち受けとか決めたそ～だ、こないだふたりでとったプリ、待ち画にしなよ。赤外線で送るからさっ』

だんだん、あたしのケータイって感じになってきた

私は、ﾅﾘﾀくんにただいま片思い中です
『ちょうどいいから、メアドきいちゃいなよ!』
モエは、あたしを引っ張ってずんずんﾅﾘﾀくんのとこへ。
『ﾅﾘﾀー!アキナ、ケータイ買ったんだってぇ』
モエったら～!恥ずかしいって
『そうなんだ。じゃ、メアド教えてもらっていい』って。ブワッと顔、赤くなったのが自分でもわかるよぉ。

～家に帰って～
―――――ﾅﾘﾀです。
ﾅﾘﾀくん!
初メール!大好きな人からの!
―――――何から話そうか、なやんだけど。
何からって。あぁ…。
―――――まず、メール遅れてゴメン。何度も打ち直してて、遅くなった。
ウソっ!何度も打ち直してて、くれたの
―――――俺言っておかなきゃいけない事あんだ
何だろぅもぅメールしないでみたいな(・_・?)
―――――お前の事が、前から気になってて、その～、付き合って下さい
えぇ～ウソっ!ﾅﾘﾀくんから来るとは思わなかった…


アンタのアドレス
開けた時、
ぎゅっと距離が、縮まった
気がしたんだ。
いつでも
返ってくる返事が、
そばにいるみたいで、
またドキドキしちゃうんだよ