「………っ!」



その言葉を、理解して。


言葉よりも先に、内海を抱きしめてた。


「――ひゃっ!?」




驚いて、僕を見上げる内海。


抱きしめながら、僕の心臓は爆発寸前で。



「……僕、内海が、好き、だ」



途切れ途切れの告白に、かあっと赤くなる内海。

それが、堪らなく可愛い。



「………鳴瀬、」


僕を呼びながら、内海は僕の背中に手を回す。

すると、二人で抱きしめ合う形になった。