目が飛び出そうで、心臓が口から出そうになるくらい。




「もーしかして、恥ずかしかった?」


ぱちんっとウインクをして私を抱きしめた。




「・・・はぃ?・・・えっ・・・・なに・・・何なの?・・えっ?」



「キョドりすぎだって純恋」


優しく私の頭を撫でてキスを落とす。




そう、あの瞬間。



騎士は見事に私の布団に入って来たのだった。


一瞬、時が止まったみたいに、騎士の動きがスローモーションに見えた。



たった一つの小さな枕を騎士と私で使っている、この状況は...



何なの!???







――でも、騎士の体温で安心する、ずっとずっと昔に感じた懐かしい温もり。