「すーみれっ♪嘘ついちゃダメだと思うけどな~?」


無邪気な笑顔を眩しいくらいに見せつける。



さ・・さっきまでの、そっけない態度はどににいったのよ!??



騎士は人差し指を私の頬に、つんっと押しながらベッドに乗って来た。




――ギシッ


その音で、余計に心臓の音が早くなった気がした。



―――トクンッ...トクンッ



段々と波を打つように早まる心臓の音。




「な・・いとぉ、降りてよ・・・」


涙声を隠しきれないまま、騎士を顔を見る。