ガラガラ
「美波!」
「沙羅?どうした?」
そう、来たのは保健室。
「それがね、実は…。」
ガラガラ
「美波〜!」
と入ってきたのは、雅樹と…、誰?
「永田くん!!」
焦ってる美波。
そういうこと。
「あ、あのね!沙羅、永田くんとは、はとこでね?だから…。」
「この二人、付き合ってんだよ。」
と雅樹。
「「ちょ…!」」
ハモる美波と永田くん。
「だって、事実じゃん?んの変わり、拓也。俺の愛しの人教えてやろうか?」
「えっ?まぢで!?今日、HRで言ってた人?誰?」
え、まさか…。
「わ、私、用事が…!」
と逃げようとしたが、
チュ
「コイツ、俺の奥さん。」
「ま、雅樹!」
「いいじゃん。事実だし。」
二人とも、唖然だけど。
「え?沙羅、いつ?いつ、いつ?」
「二週間くらい前?元々、雅樹とは幼なじみで。でもね、違うの!美波。私の就職祝いしてて、飲んでたら…。」
「いつものアレをしたわけだ。ま、大方、沙羅ママが責任取って結婚!的な?」
「そんな感じ。」
「それにしても、よくやるよね。飲むとなんで、豹変するわけ?」
「なんでかな?」
「コイツ、根がひん曲がってるからっすよ。美波先生。」
「あ〜、そうか!」
「美波も雅樹も、最悪。」