「私が迫ったんだよね?」

「うん。相変わらずだった。ただ、昨日は俺も酔っちゃってて…。悪い!」

「イヤ、いいの。ただ、お母さんにバレると…。」

こう言うとき、なんで神様は私の味方をしてくれないの?

ガチャ

「沙羅!!いつまで寝て…!」

お母さんだ。

「イヤ、あの、これは…!」

「アンタ、なんてことしたの!」

とお母さんは、部屋を出て行った。

「はぁ。教師なんか止めなさい!って言われるね、アレは。」

「悪い。俺のせいで。」

「雅樹は、悪くないよ?私のせい。」

しばらくすると、

ガチャ

「本当ゴメンなさいね〜。ウチの馬鹿娘が!」

「いいのよ〜。それより、沙羅ちゃんでしょ?雅樹!!避妊したんでしょうね?」

「ん〜。覚えてない。」

そこは、頷いとけばいいのに。