だから頑張って勉強した。
復習も予習も、寝る間も惜しんでやり続けた。
まるで、受験生の先輩達みたいに。
学校の友達や、学校の先生からは、感心されたりした。
心優ちゃんには、“最近、力入ってるね!”と言われたりもした。
嬉しかったけど、それが目的ではなかった。
今までは、他人に認められることが、私の一番嬉しいことだった。
でも今は、そんなことが嬉しいことだとは思えなくなった。
どうせ何かをやるのだったら、自分が納得のいくことをやろう。
こう思えるようになったのも、先生のおかげだった。
先生の力って、すごい。
さすが、私の大好きな先生。