次の日、
私はT駅にいた。

「おはよ」

「おはよう」

雅也は車で迎えに来た。

「どこ行く?」

特に行きたいとこは
なかった。
けど、気分的に
洋服が買いたかった。

季節はもうすぐ夏。

「俺…、服が
買いたいんだけど」

「…」

同じ事、
考えてたんだ。

なんでか、
嬉しかった。

「すご…
私も同じこと考えてた」

そう言うと
雅也は頬を赤らめた。

-…?-

そして
車を走らせた。

「…」

-変な奴…-