3階の一番はじっこ。 「浅村さん、ここがあなたの部屋です」 茶色の扉に、309と書かれたプレートが掛けてあった。 「生活に必要なものは全て備わっています。私はこの寮の一階の職員室にいますので、何かあれば、いつでも呼んで下さいね」 「はい、ありがとうございます」 あたしはペコリと頭を下げる。 「あれ、蒼空ちゃんの部屋そこなのー?」