これまた大きい学生寮。 普通の学校とあまり変わらない程だった。 「入り口はここね!11時になると閉まっちゃうから!」 中村君が入り口の扉を指差し、教えてくれる。 「それって…門限、ですか?」 「あぁ、面倒くせぇよな。ただし…破ったら罰が待っている」 やれやれと首を振りながら、八木原君が言う。 「……罰?」