緑沢先生はしばらくあたしを見つめ、にこにこしていだけど、やがて…。 「今日からのことを説明するから、よく聞いてね」 真面目な顔をして、手帳と鍵をあたしに手渡した。 「これは生徒手帳、で…これが寮の部屋の鍵」 「はい」 「寮はここの隣に別館として備わってるの。あなたの部屋は309。3階の一番はじっこね」