「おはよ~っ」

「あ、おはよっ!」

「いよいよ、今日やなあ~
 緊張する…!」

カズくんが登校してきた。
さすがにもう部活には行ってないと思ってたけど、
汗ばんだ肌がそれを否定している。

カズくんは

「いつも通りにしてる方が
 落ち着くから」

と言った。