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んで朝。

「…これまた酷いな」

「…おはようございます、玲さん」


私の後ろでしれっと佇んでいた玲さんが、私の靴箱から取り出したもの。

内側にたっぷり墨汁が塗られた、私の物のはずの上靴。


一夜漬けされた上靴は、しっかりと墨汁を飲み込んで、洗っても落ちないみたい…。