●○● んで朝。 「…これまた酷いな」 「…おはようございます、玲さん」 私の後ろでしれっと佇んでいた玲さんが、私の靴箱から取り出したもの。 内側にたっぷり墨汁が塗られた、私の物のはずの上靴。 一夜漬けされた上靴は、しっかりと墨汁を飲み込んで、洗っても落ちないみたい…。