「直樹だって欠伸してたじゃん」





「朝はええやん、誰でもするやろ」








言い返せない恥ずかしさと、




正論を言われた悔しさ。










2つが入り混じって、




どうしようもなくテンションが下がった。










「ついたで」





直樹の声に緊張が走る。






監督はまだ機嫌が悪そうで、イスに座っている。