「はあ?
海がどれくらい冷たいかだあ?」
「はい。……?なんでそんな変なものを見る様な目で見るんですか。」
堤防に座って靴…じゃなかったな、
ショートブーツを履きながら
女は少しぶすっとした顔で言った。
いや、そんなふて腐れても……
誰でも『海がどれくらい冷たいか気になったんで入ろうとしましたー』
なんてさらっと言われたら
なんだコイツって表情になるだろ、普通。
「だって実際はわからないじゃないですかー。」
女はまだぶすっとした顔のままそう言った。
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