しばらく言い争いをしていると、竜が花音の肩を叩いた。

そうして、今一緒に歩いてるんだけど…。

「竜、ほんとにごめんなさい…」

「…あ~、もういいよ。花音が悪くないのは最初からわかってるから」

そう言うと、頭を撫でてくれる。

竜と兄妹でよかった…。

友達ならきっと気まずくなりそうな気がする。

「竜、ありがと~」