「春都!教えて!」

「簡単な理由ですよ。和樹くんが花音ちゃんの膝の上で眠っていたからです」

「えっ・・・?俺、寝ちゃったの?花音ちゃんの膝の上、で・・・?」

「はい。寝てましたよ。ぐっすりとね」

「花音ちゃん、ほんと?!」

「あ、はい・・・。起こそうとしたんですけど、起きなくて・・・」

「うわー!!ごめん!ほんとにごめん!!!」

和樹さんは必死に謝っている。

「・・・ごめんで許されると思ってるの?」