「…いいですね。かわいい子に名前を呼ばれるのは好きです」

かわいくない!

全然かわいくないのに…。

「じゃあ、席に戻りますね」

”サラッ”

「?」

「和樹、手は出さない様に」

春都さんは花音の頭を撫でて行った。