階段を降り切ると、そこには自分の頭上数メートルまで積み重なっている瓦礫が目に飛び込んできました。


人や車が通れる道は確保されていましたが、それ以外の場所は瓦礫の山でした。


誰か何かを手伝える状況の方が居ないかと、少し歩いてみましたが、見える範囲では自衛隊の方が作業しているブロックと、家族か友人などの4~5名で何か作業をしているブロックに人が居るだけで、突然1人で行って入れるような雰囲気ではなかったので引き返す事にしました。





階段まで戻る途中の道端には、いろいろな物がありました。


その中で、アルバムらしき物が目に止まり、立ち止まって表紙をめくるとモノクロの写真が貼ってあるアルバムでした。


どうしたらいいのか迷ったのですが、下手に動かしてしまうと探しに来た時に見付けられないかと思い、そのままにしておきました。