…あれ? 「何してんだ!馬鹿が」 痛くない… むしろ、心地良いー… 「でも、役得?」 って!! 「何、抱きついてんのよ!」 倒れる瞬間に、橘に抱き留められたようで目の前には胸板が… 「離してよ」 「うるせーな。しょうがないだろ、人がいっぱいで動けないんだから」 橘の後ろをチラッと見ると、さっきよりも人が増えているような気がした。