机の上が片付いたので
ふぅっ。
と一息ついて、腰を床に降ろす。
泊まりの時はいつも私は眠気に勝てず、二人よりも早く寝るんだけど
二人はいつも夜中の4時までガンガントークをしているらしい。
だから、私はいつも二人より早めに起きて二人が荒らしたゴミの後始末をする。
なんだかそれが毎回の決まりになっていったから、今は香や実の家に泊まりに来た時はこれが日課となっている。
そして、もう一つの日課が
片付けた後に香と実の寝顔を見る事。
これだけは譲れない。
だって、二人共可愛ぃんだもん。
それに、卒業したらこの街を出ていかなくちゃいけないから、それまでに二人の色んな姿を見ておかないとね。
少し寂しく思いながら香の顔に掛かっている髪の毛を耳に掛ける。