隼人が



「二回も言わせるな。」



と言ってダルそうに肩を押さえる。






「…ぃぃの…?」





まだ状況が理解しきれてない私は、また隼人にしつこく聞く。




「だから、ぃぃっつってんだろ。その代わり、これを肌身離さず付けとけ。」




チャリッと私の手に渡されたのは、綺麗なガラス細工で作られたネックレス。






「…これ、貰ってもぃぃの?」




「…お前、さっきから人の話聞いてるのか?


肌身離さず付けとけって言ったろ。」




隼人が


はぁ…。


と盛大なため息をつく。





…聞いただけじゃんか。





そんなにあからさまに呆れなくてもぃぃじゃん。