「やっぱり高いし、ちょっと遠いかもな。」
「一人のための歓迎会でそこまでやる必要無いしね。」
柊と相原がうんうん、と頷きながら言った。
「じゃあ、やっぱりこの部屋でお菓子でも食べるか?」
「結局?いつもと変わらないじゃん。」
俺は椎名の笑いながらの問いに答えた。そうかもな、という椎名の返事。
「でもそれが私たちらしくて良いのかもね。」
結奈も満足げに肯く。
「じゃあそうしよう。装飾もして。」
柊が言うと、皆頷いた。
転校生が来る当日。柊に「転校生に来るように呼んだから、装飾頼む」と言われ、オレや他の人は生徒会室に来ている。
「こっちにそれ置いて。」
「これはー?」
様々な声が飛ぶ。良くあるちゃちな紙の輪っかとか、風船とか、そんなものを飾っていく。
嫌いじゃないけどね、こういう作業。
「桜ちゃん、来るのかな?」
「来るだろう。」
転校生は永井桜という名前らしい。見た目はそこそこ可愛い女の子みたいだ。椎名によると、ちょっと警戒心が強くてあんまり喋れ無かっただと。
……お前も十分警戒心強いけどなー
「じゃあ、今日は楽しみますか。」
「ほな、放課後。」
ざっと装飾してしまうとお昼終了のチャイムが鳴ったので、オレたちは解散した。
「一人のための歓迎会でそこまでやる必要無いしね。」
柊と相原がうんうん、と頷きながら言った。
「じゃあ、やっぱりこの部屋でお菓子でも食べるか?」
「結局?いつもと変わらないじゃん。」
俺は椎名の笑いながらの問いに答えた。そうかもな、という椎名の返事。
「でもそれが私たちらしくて良いのかもね。」
結奈も満足げに肯く。
「じゃあそうしよう。装飾もして。」
柊が言うと、皆頷いた。
転校生が来る当日。柊に「転校生に来るように呼んだから、装飾頼む」と言われ、オレや他の人は生徒会室に来ている。
「こっちにそれ置いて。」
「これはー?」
様々な声が飛ぶ。良くあるちゃちな紙の輪っかとか、風船とか、そんなものを飾っていく。
嫌いじゃないけどね、こういう作業。
「桜ちゃん、来るのかな?」
「来るだろう。」
転校生は永井桜という名前らしい。見た目はそこそこ可愛い女の子みたいだ。椎名によると、ちょっと警戒心が強くてあんまり喋れ無かっただと。
……お前も十分警戒心強いけどなー
「じゃあ、今日は楽しみますか。」
「ほな、放課後。」
ざっと装飾してしまうとお昼終了のチャイムが鳴ったので、オレたちは解散した。