その日は夜のテレビで格闘技があり、悠都と話したことなんかすっかり忘れてる俺。
ちなみに悠都はユナに貢ぐために今日もバイト。
ちーとソファーに座って格闘技観戦。
「おぉ!!すげぇミドル!!」
「今の痛そう~」
「ちー、ちょっと立て」
「なに?」
「はい、クッションここな?動かすなよ?ついでに踏ん張れ」
「はっ!?ちょっ、待って風都っ!!」
ちーが持ってるクッションめがけてミドルキック。
大丈夫、飛んだってソファーだって想定したし。
案の定、ちーはソファーに吹っ飛んだ。
「あたし…彼女…だよね?」
「あぁ」
「いやいや、『あぁ』じゃないよ。あたし女だよ?」
「そりゃそうだ」
「蹴った…蹴ったよね…。サキさぁぁぁぁん!!風都が蹴ったぁぁぁぁ~…」
数秒後、親父からミドルをもらった時には誰も俺が病み上がりだなんて心配もしてくれてなかった。
母ちゃんの言いつけ守らなかったから…。
その夜、また高熱にうなされた。
ちなみに悠都はユナに貢ぐために今日もバイト。
ちーとソファーに座って格闘技観戦。
「おぉ!!すげぇミドル!!」
「今の痛そう~」
「ちー、ちょっと立て」
「なに?」
「はい、クッションここな?動かすなよ?ついでに踏ん張れ」
「はっ!?ちょっ、待って風都っ!!」
ちーが持ってるクッションめがけてミドルキック。
大丈夫、飛んだってソファーだって想定したし。
案の定、ちーはソファーに吹っ飛んだ。
「あたし…彼女…だよね?」
「あぁ」
「いやいや、『あぁ』じゃないよ。あたし女だよ?」
「そりゃそうだ」
「蹴った…蹴ったよね…。サキさぁぁぁぁん!!風都が蹴ったぁぁぁぁ~…」
数秒後、親父からミドルをもらった時には誰も俺が病み上がりだなんて心配もしてくれてなかった。
母ちゃんの言いつけ守らなかったから…。
その夜、また高熱にうなされた。