薬をもらって家に帰るとちーが迎えてくれた。



「ユナちゃんからクリームもらってきたの」

「こ、ココアぁぁぁ~」

「風都のそのギャップ、なんとかなんない?」



熱いカラダに染み渡る冷たいココア…。



甘い…。



うまいぃぃぃ~…。



「いつからソレが好きなの?」

「5歳くらいの時、ユナんちに遊びに行ったら長谷川さんが作ってくれた」

「ユナちゃんのママ?」

「ん、そん時に『やっべーコレ。マジ革命』って思ってから」



目の前に座るちーがなんとも言えない顔をしてる…。



何が言いたいんだよ…。



「ちっちゃい風都って絶対カワイイ…」



そういう意味か…。



女ってよくわかんねぇ…。



「ご飯食べないの?」

「食わない…」

「お粥でも作る?」

「ココアおかわり」



母ちゃんがココアをくれて、飲んだ後に薬も飲んだ。



寝よう…。



「あたし今日ソファーで寝るから。悠都君に風邪うつしたらダメでしょ?」

「ん、おやすみ…」



明日にはよくなるように寝る…。