なんかもう…嬉しすぎてなんて言えばいいかわからないよ。



風都のことは特別の好きで、サキさんとユズさんを好きなこの感情は家族愛なのかもしれないって、初めて感じた。



バレてよかったんだ…。



もう隠し事はない。



風都は１日拗ねてたけど、あたしは風都の言ってくれた言葉をきっと忘れない。



『誰にも傷つけさせない』



あたし、風都を好きになってよかった…。



寝る前、部屋にやってきた風都に抱きついた。



「珍しい…」

「風都のこと、大好きだから…」

「そうですか～」

「わっ!!」

「毎日言って、いつも安心させて？」



だ、抱っこ…。



軽々とあたしを抱っこした風都はあたしをベッドに下ろした。



そのまま抱きつき直すと風都も抱きしめてくれた。



「裏切ったら…殺しちゃうかも」

「へっ!?」

「まぁ、そんな感じで」

「だったらあんまり妬かないでよ!?」

「それはムリだ」



風都ってあたしのことが好きなんだね…。