亮「……で?付き合ってたの?」


香菜の顔が一瞬ゆがむのを感じた


皇「へ?何の話?」


皇がいることで、香菜の逃げ場を無くした



卑怯だってのはわかってる

それでも今、聞きたいんだ




香菜「……わかんない」


亮「は?」


香菜「……聞いてないもん」


聞いてない!?

気にしてたんじゃねぇのかよ!?


亮「…聞かねぇの?」


香菜「……わかんない」


わかんねぇのはどっちだよ!!

…いらいらしてきた


皇「何の話か知んねぇけど、ちゃんと話し合った方がいいと思うぞ?」


空気が重くなったのを感じたのか、皇がそう言った


……危ねぇ

皇がいなかったらキレてたかも