コンコン




憂「香菜?」


突然憂の声がした


ドクン




憂「開けるぞ?」


あたしは返事もせずに、寝たふりをした




ガチャッ




憂「香菜?…寝てんの?」


入口側に背中を向けていたけど、近くに憂の気配を感じた


あたしだって、いつもみたいに楽しく話したいのに…

胸が痛くなるばかり




そして急に

憂の手があたしの頭に触れた


憂「飯…食わねぇの?」


優しいなで方に胸がドキドキする