<香菜の心>




次の日


学校で七海と美咲にも話した



七海「…亮くんが好きってことは……もう憂くんに気持ちはないってこと?」


香菜「……うん…よくわからないような複雑な気持ちだったけど………それは好きとは違うと思う」


美咲「複雑って?」


香菜「何て言うんだろ……嫌いじゃもちろんないけど、近寄らないでほしいっていうか………」


七海「近寄らないでほしい!?」


香菜「うん……なんか怖い…って言うのかな?」


美咲「どういうふうに?」


香菜「う〜ん……話したら、何かが揺らぎそうっていうか…」


七海「それってさ…もしかして………」


香菜「えっ何!?」


七海「話したらまた、憂くんのこと好きになるかもって思ってるんじゃない!?」