「皐月……!! 俺、お前を
離したくない! だからあんな奴と
一緒にいるなよ!!」



「ごめん。 あたしもう
優太とは付き合えない!」



うそ……だろ???

皐月は俺のこと 嫌いになったのか??


でも……!! でも――…


「それでも 俺は皐月のことが
好きなんだよ!!!」



「その言葉 もう少し前に
聞きたかったよ??」



そう言って 皐月は
屋上から 去っていった。