ガラッと教室のドアが開いた。


「お前らまた遅刻だぞ!!!県No.1のくせに遅刻すんな!!」


‥‥県No.1…遅刻ダメじゃん



「「ごめーん、ケンカしてたら遅れちゃったー♪」」


同じ顔の子達がハモリながら謝っていた。

‥可愛い


「マジわりぃ!ケンカが大変でさ!!」

「「そうそう!!」」

「総長が暴れまくったからだろ?君のせいで制服汚れた」

「だから、わりぃって!!」



みんなゲラゲラ笑っていた。



「‥県No.1って‥微妙」



バッとみんなが僕を見た。


玖音も閨ちゃんたちも唖然としていた。


「みんなどうしたの?」

「‥浬音、お前声に出てたぞ」


魁ちゃんが苦笑いしながら言った。