「これが……運命だから‥」




僕は玖音を見つめた





玖音は下唇を



強く噛んでいた‥






……君を守るため



君を死なせないため







「浬音。お前がそんな奴だと思わなかった」


「‥玖音」


「人を殺すような人間だと思わなかった」





玖音は僕を睨んだ