あー……本当、チャラい。 あたし、チャラい人苦手なのかな。 「……で、アイツは?」 坂上君は悠を指差した。 悠とも初対面! ってことは、坂上君は晴哉君と友達なのか。 「桐谷悠だよ」 「同じ名前なんだね」 「うん」 あたしは小さく、ため息をついた。 早く着かないかな……。 こうして、色々な感情が入りまじった旅行が始まった。