その時だった。 「…………うっっ!!」 唸り声に近い、叫び声が聞こえた。 「「!」」 この声……。 加島さんだ! 「どこからだ!」 「池の方みたいです!」 急いであたしと平山警部は廊下を走った。 そして池を見ると……。 「加島さん!」 池のそばで、加島さんが倒れていた。 平山警部が駆け寄り、脈をはかる。 「脈は……あるみたいだな」