「お前ら2人、どこ行ってたんだよ」


晴哉君がパンを食べながら聞いた。


「海」

「まじでか!」

「まじだ」

「本当にか?」

「あぁ。本当だ」

「い~な~」

「いーだろー」


……なんだこの会話。


悠無表情なのに、晴哉君のリアクションが大きい。


足して2で割れば調度いい感じだね。


「あ、優」


美園が飲み物を飲んだ後、あたしの名前を呼んだ。


「何?」


「今日も遊べないの?」


「……うん。ゴメンね」


まだ、事件を解決してないからね。