……驚いた。 悠があたしと同じ意見を持っていたとは。 なぜか分からないけど、そのことが少し嬉しかった。 「そだ!あの紙!手掛かりじゃないって本当?」 その為に海に来たんだった。 すっかり忘れてた。 「……あぁ」 「何で!?」 悠は軽いため息をつきながら話しだした。 「文字はパソコンで打っていたし、紙もあまり特徴がない」 なるほど。 手掛かりという手掛かりはないのか。 ちゃんと見てなかったかも。