「あ?」 「何で分かったの!?」 「……うるさい。ボリューム下げろ」 悠がわざとらしく耳を塞いだ。 「あぁゴメン。で、何で分かったの?」 「何が?」 悠は興味なさそうに頬杖をついている。 「問5!」 すると悠は「あぁ」と言ってポンと手を叩いた。 今の流れで話が問5以外なハズがないだろうに。 「…………勘」 「へっ?」 思わず間抜けな声が出る。 え? カン?