「小原さんと同じの、アルバイトです。下野茜さん」 下野茜さん……。 「ありがとうございました」 「いえ」 あたし達は後ろを向き、階段に戻ろうとした。 「………ユウさんっ」 「はい。どうしました?」 「必ず……犯人を……見つけて下さい……」 若奈さん……。 その目は、少し潤んでいた。 「「……当然です」」 あたしと悠がハモる。 絶対、犯人を見つけてやる。 再びあたしは心に誓った。