そんな大切な存在、ミィちゃんは
高校受験でI町の中でもトップの進学校、
S高を学力推薦で受験し、合格した。

あたしは、ミィちゃんほど成績も
良くなくて、S高に合格する自信も無かった為
同じI町にある普通レベルのB高を
部活動推薦で合格した。

ミィちゃんは中学校でも
定期考査の順位は学年の上位で、
あたしとは全く比べものにならなかった。
だから、S高に進学してもおかしくない。
離れてしまうのもしょうがない。
と思っていた。
本当はすっごく寂しいけど
自分の道は自分自身で決めるもの。
あたしはずっとこの言葉を
自分自身に言い聞かせていた。

でも一時期、、、
ミィちゃんがS高を落ちて
B高に来てくれないかな？
と思った時があった。
いけいない事だとは思っていたけど
正直、期待している気持ちもあった。

・・・だけどミィちゃんは見事にS高に合格した。