「あ。そーいえばオマエ
18日誕生日なんだろ?」

え?


すっかり泣き止んだあたしに川村が
思い出したかのように言った


「そーだよ」

「推薦の発表の日じゃん」


そう。
あたしの誕生日は
推薦の発表がある日なんだ



「プレゼントくれんのー?」

ちょっとふざけて言ってみる


「合格?笑」



笑いながら言う川村に

あたしはちゃんと笑えてるかな





合格してほしいって思いと


落ちてっていう思いが






交差して崩れ落ちていく