「まぁ気づいてくれた方が
いいってこともあるしね?

ほら、帰るよー?
そんなコトばっか考えてたら
マジで落ちるよー?」

「んー!!!」


明日かぁ…私立受験…




はぁ…
落ちたくないけど
やっぱり気にしちゃう。川村のコト


「はぁ…」

溜息をつくあたしの足は
塾へむいている



あー…

会いたい、会いたい、会いたい






そう願ってた瞬間




「長井?」



ふぇ…?