携帯をポケットにしまって顔をあげると、みんながあたしの方を向いていた。




しかも、全員ビックリした顔をしている。




でも、風雅に関しては少しブラックオーラが出ている。




「なに。」




あたしはみんなに向かって言った。




「真城ちゃん今、昌人って。」




「それが?」




あたしが昌人の名前呼んだらどうかするのか?




「いやいや、真城だって一応女だぜ?そりゃぁいるだろ!!」




馨がわけわからないことを言いながら納得していた。




「そうだよね、真城ってめちゃめちゃ美人だし。」




「笑わないけど、それがいいって奴だっているだろうしね。」




大と力まで納得していた。