「う〜ん、
気持ちいいなあ!」

太陽の光を
浴びながら私は
すがすがしく
目覚めた。

私の名前は
宮本 愛佳(ミヤモト アイカ)

いちお、もう社会人。
と言う二十歳。

まだアルバイトで
生活を養ってるんだ…

今日は久しぶりの
休みなの!

<< プルルルル… >>

「あっ、百合子からだ!」
百合子は、私の
友達、と言うより
親友。幼稚園から
大学まで
ずぅーっと一緒の
親友なの!

何の用かな?と
期待しつつ、

「はい、もしもし」

百合子
「おはよ!愛佳、
起きた?」

「もちろん!
何の用?」
百合子
「今日、カラオケ
行かない?
隆司も来るって!」

「えっ!?隆司も?
なら行くよ!
ドコ?
新宿ね、分かったー」

隆司と言うのは
私の片思いの相手…

幼稚園から
好きだったの。

せっかくの休みだし、
頑張ってアピろっかな!

「ふう…着いた!」

私の家から新宿カラオケまでは
かなり遠い。
タクシー代もバカに
ならないから、
たまにしか来ない。

百合子
「愛佳〜こっちこっち! 早く来な〜!」

「あっ、百合子!
今行く〜!」


だけど私は
知らなかった。

今日のこのカラオケに
来た事が、私の
運命をあんなにも
狂わすなんて…