クラスの女子は、いっせいにあたし達の方に来た。




 ぶ、ぶつかるっ!



 そう思って身構えると…


「ん?あれ?」


 女子の大群はあたしをスルーして、後ろのゆうくんへ。



 な〜んだ。そうゆうことか。



 女子の目当てはゆうくん、

 たしかに、かっこいいし、爽やかだもんね。


 あたしは、薄情だなぁ〜。と思いつつも、ゆうくんたちを無視して、自分の席に着いた。

 ゆうくんは、「はくじょうものぉ〜」って、さけんでたけど、ニコッと微笑みでかえした。