「なっ、なっ、なんで???」


「うーん…。

おやじが自分の名前で出す以上そんなわけのわからないものでは出せない。

ちゃんとしたものにしろと…。」


「えっ!ちゃんとしてるじゃない?

なにかおかしいのかな?」

「…

日本人らしく日本らしくと…」


「………。」


「で、あたなはどう思うわけ?」


「いやー…。

一度言いだすと絶対に曲げないから電話…」


「でも、2人のことだし、一生に一度のことじゃない?

もう一度掛け合わない?」