『智美さん?多美です。相談したいことがあるから家に行っていい?』 家に行っていい?ってそんな遠慮する必要ないのにさ。 あたしは多美に電話をかけた。 「もしもし?あたし、智美。相談したいことって何?家に来なよ」 10分後、多美はすぐに家に来た。 早川が紅茶を入れた。 「なあに相談って?そんなの遠慮しないで勝手に家来れば良かったのに」