「ねえ智美さん、犯人誰なのかなぁ?」

「さあ?誰かわからないけどあたし、そいつが憎いよ」

「俺も!殺してやりたいくらい憎い」

寛人も智美さんもあたしと同じことを思っていた。

「でもさ、殺してやるって言っても犯人だれかわからないから殺せないよなぁ」

「だから今それを話してるんでしょ!?」

智美さんは少しイライラしながら言った。



犯人が憎い。


よくもお父さんとお母さんを殺しやがって!!


ユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイ……!!