逃げないように体で押さえつけながら、結局留めることのなかった下着を片手ずつ抜き取っていった


両手を壁とみさきの間に差し込んで、直に胸に触ると「無防備」と彼女の耳元でそう言って、触れる指先に力を入れる


抵抗する力なんて小さくてかわいい


青いバラを舐めると肩がビクついたから、顔が見たくて体ごと反転させた

全裸同然のみさきの手を再びつかんで壁に押し付けると、全部丸見え


「自分のかっこ見てみ?」

と彼女の体に視線を走らせて、「今更気付いても遅いけど」と勢いをつけてキスをした


目を開けたままでいると、みさきはギュッと目を瞑っている

それに比例するように閉じている唇

下唇を挟んでチュッと離れていき「諦めた?抵抗終わり?……おい」と反応のない彼女に呼びかけると、うっすらとまぶたを持ち上げて俺を見上げた


「口あけて」

そういうと、意志の強そうな瞳で首を振って拒否をする

鼻つまんでも……いいんだけど

両手押さえてるし


少し鼻で笑うと、顔を離してそのまま下がって行く

みさきの目を見ながら、出した舌で胸の表面を何度もなぞると

「んん~~っ…………」

と意地でも口を開かず、喉から声をもらす


上等


音を立ててみさきの胸に吸い付くと「あっ」と口を開いたのがわかったけれど、執拗に吸い続けた

押さえていた手から力が抜けるのがわかって……


そっと手を離すとずるずると彼女の手が下がって行く


俺は体を起こしてぎゅうっと抱きしめると、俺がしたいようにみさきの唇を散々舐めてから

深く深く……

彼女を追い求めた