「まさか、チューするとか」

「チュー??」

「龍一がみさきより身長伸びたら、チュー」

みさきが「あのさ~~~」と半ば投げやりに語尾をのばす

「龍一は、あんたよりもっと真面目やで」


そして、一息置くと

「英語の勉強教えてあげるって約束したの
英語専門の家庭教師」

と得意気に言った

「勉強……」

「そう、勉強
龍一は、ほんまにイイ子やわ」

「家庭教師……」

みさきが、龍一の??

「そう、英語の家庭教師してあげるって約束したの」

「……エロ」

「なんでやねんっっ!!!」


すっごいでっかい声でつっこまれて、びっくりしてまばたきしてしまった


「全ての事をエロにつなげられるその頭尊敬する……」

「でも……チューとかパンツじゃなかったんだ」

「当たり前やろ……まあでもチューくらいならええけど、こっちじゃ挨拶やし」

「もったいねえ!!」


と言うと、またみさきの大笑いがおさまるのを待たされた


「何、今日の理一、めっちゃおもろいねんけど」

「みさき姉ちゃん、俺も身長伸びてたら何かちょうだい」

「いや」

「ちょうだい」

「いややってゆーてるやろ」