「それ聞く?
別れたばっかりだって……」

「んじゃさ、俺と……」

「え?やだ!
クリスマスに理一やとよき達とクリスマスパーティーなんて、寂しすぎる
それならMJとケーキバイキングで」

「そーじゃなくて、俺と二人で」


…………え?


「たまには理一とナルに手を焼かない日があってもいいだろ」

ああ、あの二人から解放されたいって事?

「……そうだね、毎日ごくろーさま」

「行きたいとこ考えといて」

「……うん」


そっか……

クリスマスか


アタシ、わざわざクリスマス前に破局したんだね


「予約したからな、他の予定入れるなよ」

「わかった……」


とよきの手がやっとアタシから離れていって、体に彼の体温と思いがけないクリスマスの約束が残った